【ノジアで提案幅が広がる!】塩基性カラーのメリットとは?
塩基性カラーは『アルカリカラーが持つアレルギーリスクを避けることができる』『アルカリカラーでは表現できない色味が出せる』特長を持ち、
“ジアミンアレルギーでお困りのお客さまへの白髪染めメニュー”
“ビビッドな色味のファッションカラーメニュー”
に活用できるヘアカラーとして注目されます。
しかし、一般的に染まりや色持ちが良くないというデメリットがあります。
NODIA(ノジア)は3つの工夫で塩基性カラーの課題にアプローチ。お客さまにご満足いただけるメニューを提供できるカラーです。
INDEX
- 塩基性カラーと他のカラーとの違い
- 染まりにくさを解決するNODIA(ノジア)の3つのアプローチ
- NODIA(ノジア)で染めた毛髪内部
- NODIA(ノジア)を使ったメニュー・仕上がり例
- NODIA(ノジア)のメリットまとめ
塩基性カラーと他のカラーとの違い
代表的なカラーと塩基性カラーのそれぞれの特長は次のとおりです。
アルカリカラー
ジアミン染料などの酸化染料が含まれており、オキシ(過酸化水素)の力を利用し、毛髪内部から発色します。明るく、色味も豊富に染めることができる汎用性の高いカラーですが、アレルギーのリスクやダメージに難点があります。
メリット | ◎染まり、色持ちが良い ◎リフト力があるので明るく染めることができる ◎色味が豊富 |
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デメリット | ✖酸化染料によるアレルギーリスクがある ✖髪へのダメージ |
ヘアマニキュア
髪のプラス電荷をもつ部分とイオン結合して染色する酸性染料が含まれており、髪の表面で染まります。髪がプラスの状態である健康毛に染まりやすく、新生部の白髪にも使用することができます。
メリット | ◎酸化染料によるアレルギーリスクを避けられる ◎白髪が染まる ◎ダメージが少ない |
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デメリット | ✖頭皮染着により根元ギリギリまで染められない(ゼロテクが必要) ✖リフト力がない(明るくできない) |
カラートリートメントやノンジアミンタイプのカラー(塩基性カラー)
塩基性染料・HC染料を組み合わせたものが一般的です。塩基性染料は毛髪のマイナス電荷をもつ部分とイオン結合して染色し、【髪の状態がアルカリに傾いている=髪がマイナスの電荷を多く持つ】方が染まりが良くなります。HC染料は分子の小さい染料が髪の表面のキューティクルの隙間から浸透して染色します。
メリット | ◎酸化染料によるアレルギーリスクを避けられる ◎ビビッドで鮮やかな色味が出せる ◎頭皮染着が少なく、根元ギリギリで染められる(ゼロテク不要) ◎ダメージが少ない |
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デメリット | ✖健康毛や新生部で染まりにくい(髪が弱酸性の状態) ✖色持ちが悪いリフト力がない(明るくできない) |
“染まりにくさ”を解決するNODIA(ノジア)の3つのアプローチ
ノジアは塩基性・HC染料の課題である白髪の染まりにくさを、
「アルカリ配合のサポートクリーム」
「尿素の浸透力」
「アンチブロック染色」
の3つの方法で解決しました。
①アルカリ配合のサポートクリームで染まりをUP
塩基性カラーは髪のマイナスの電荷を持つ部分と染色しますので、髪の状態がアルカリに傾いている=髪がマイナスの電荷を多く持つ方が染まりが良くなります。
そこでアルカリ配合のサポートクリームを10:1の割合で使用することで、染まり・色持ちを高めました!
※サポートクリームは必ず、ノジア カラーベースと10:1で混ぜてご使用ください。
②尿素で染料の浸透力をUP
尿素※が髪のケラチンを柔らかくほぐして、染料の浸透力をアップし、染まりをサポートします。※保湿成分
③アンチブロック染色で染まりに最適な染料バランスに
染料が多すぎたり、バランスが悪いと、各染料が染色する場所を取り合って、お互いがはじかれてしまうため、最適な染料バランス設定にすることで、染まりを高めています。
【通常の考え方】
【アンチブロック染色】
NODIA(ノジア)で染めた毛髪内部
NODIA(ノジア)ブラウンで染めた毛髪内部の状態を、専門機関で顕微鏡で確認しました。
顕微鏡観察の様子
ノジアで染めた毛髪(白髪)の断面画像
染める前の白髪
ノジアで染色した白髪
キューティクル表面だけでなく、内部まで染料が浸透している様子が確認できました。
NODIA(ノジア)を使ったメニュー・仕上がり例
ジアミンアレルギーでお困りのお客さまへの白髪染めメニュー
塩基性カラーのデメリットであった新生部の染まりなどを解決しているので、白髪が根元から自然に染まられます。
ブラウンやブラックにカラーバリエーションを組み合わせることでデザインの幅が広がります。
①赤味を足したツヤのあるレッドブラウン
カラーベース(ブラウン)とカラーベース(レッド)を3:1でミックスして使用。
②赤味を抑えたクールなアッシュブラウン
新生部 は カラーベース(ブラウン)、既染部は カラーベース(ブラウン)とカラーベース(ブルー)を3:1でミックスして使用。(※寒色系ブラウンの場合は染まりが甘くなるので、既染部のみで使用)
ビビッドな色味のファッションカラーメニュー
サポートクリームを混ぜて使用するので、一般的なカラートリートメントよりも良く染まり、色味も定着しやすく、長持ちします。
NODIA(ノジア)のメリットまとめ
アルカリカラーでは実現できない、
“ジアミンアレルギーでお困りのお客さまへの白髪染めメニュー”
“ビビッドな色味のファッションカラーメニュー”
の展開にノジア(NODIA)をご活用ください!