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アイディアのレシピ -当事者になろう-

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最近新しくオンラインサロンを立ち上げました。その名も”「旅本」編集室”。秋に旅の本を出版することが決まったので、その裏側をリアルタイムで全部公開しつつ、いつか旅を仕事にしたい人や旅の好きな人同士で情報交換も出来る場所として立ち上げました。

旅の本を作る間、せっかく情報をたくさん調べるのだから本に載せないこぼれ情報もどこかに発信できれば…という「もったいない精神」で始めたサロンですが、実はサロンを立ち上げて一番勉強をして一番得をしているのは私かもしれません。

サロンの中の全ての動きを把握しようとすると、こまめに見ざるを得ないので、メンバーと同じ場所にいても、メンバー以上にサロンに触れ、そしてサロンについて考えているわけです。同じ時間、同じ場所にいても、責任がある状態でいるのと、普通にいるのとでは吸収率が違います。責任者は面倒なことが増えたり、時にはみんなのために時間を奪われたりもしますが、実は、お金に換算出来ない経験値では誰よりも得をしているのではないでしょうか。

情報は発信している人のところに集まると言いますが、それと同じで、誰かに提供しようとすればするほど自分の中に蓄えなければいけない量が多くなるんです。人にあげる分以上に自分が持っていないと、誰かにあげたりなんてできないんですから。結果、がむしゃらになって、いつもの自分以上の力が出ます。

責任者になったことのない人ほど、誰かのために時間やお金を使うことは損だという思考になってしまいがちです。でも、一度責任者を経験すると、誰かのために動いたことが
結果的に自分のためになるという経験が出来たり、自分も得をしながら、人に感謝されたりするのだとわかります。

その楽しさがわかるというのは、自分が一つ上のレベルに上がったことの証拠です。いつも誰かにやってもらうだけでなく、人の上に立てる器になったということだからです。