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24時間365日の全てが商品になる|女性美容師とサロンの幸せ研究所

佐藤友美(元・増田ゆみ)の女性美容師とサロンの幸せ研究所

以前、ある有名な男性美容師さんを取材させていただいたとき、「女性美容師は、男性と違って、24時間365日が商品になりえるのがうらやましいですね」とおっしゃっていたのが印象的でした。

つまり、どこで何を食べたか、どんなお店で服を買ったか、プライベートではどんな生活をしているか、メイクの方法やヘアアレンジの方法まで、すべてがお客さまにとって「知りたい情報」となり、(言い方に少し棘はあるかもしれませんが)大きな「商品価値」になると言うのです。
結婚された美容師さんや、お子さんがいる美容師さんであれば、その働き方や24時間の使い方そのものだって、いろんな女性にとって参考になっていることでしょう。

全国の美容院で感じることは、年齢よりずっと若々しく美しく輝いている女性美容師さんは、タレントやモデルよりちょっと身近な「お客さまにとっての憧れの存在」であるということ。
この街で一番おしゃれできれいな女性といえば「◯◯美容室の△△さん」と言われることもよくあるでしょう。
ヘアスタイルはもちろんのこと、ファッションやビューティ情報に常にアンテナを立てている女性美容師さんは、町一番のおしゃれさんであることが多いのです。

先日、滋賀県のある美容室のお客さま感謝イベントに参加させていただきました。1,000人以上入る大きなイベントホールのステージに、60代の女性オーナーさんが立ち、ヘアショーをされたのですが、その姿は神々しさもあるほど、カッコいいものでした。
年齢を聞かされるまでは、まさか60代とは思えない若々しさで、もう20年も30年も通っているという地元の熱狂的なファンの方々が、ステージに熱い視線を送ってらっしゃいました。
「こういうヘアにすると、マイナス5歳に見えますよ」とステージの上でおっしゃる、その説得力が圧倒的です。なぜなら、それを提案されているそのオーナーさん自身が、10歳も15歳も若々しく見えるからです。

女性美容師さんの強みは、まさにここにあると思います。

年齢を重ねても、ずっとファンの方々の憧れの存在であること。地元で一番の情報通で、地元で一番の美しさを放っている存在であること。

提案するヘアスタイルやヘアケア方法だけではなく、自分の生き方そのものがお客さまにとっての「アンサー」になるような職業って、素敵だなあと感じます。

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