【箇条書きの教訓】ことわざ異解辞典〜どちらがピーンときますか〜
ムーランエムーランでは、ビジネス界の先達の方の教訓を、日々の業務に活かすため社内で共有しております。
中には、理美容室のオーナー、フリーランス、美容師の皆さまにも、お役に立てる内容もあるかと思い、ご紹介してまいります。
ことわざ異解辞典〜どちらがピーンときますか〜
- 二兎追う者は一兎も得ず
- 手前味噌
- 羊質虎皮
- 果報は寝て待て
- 猫に小判、豚に真珠
- 始めよければ終わりよし
- 論より証拠
- 仏の顔も三度
- 団栗の背くらべ
- 三年飛ばず鳴かず
本来は欲張るな、焦点を絞ってかかれという意味だが、二兎を追いかけるからこそ三兎めを見つけることもできる。商売はアンテナを広げて新しい出会いを。
落語の落ち。味噌は手前にあるから醤油やソースはその奥にある。売場は整理整頓、ニーズの近いものはそばに置いて関連販売。ついで買いのきっかけをつくる。
安くてお得には訳がある。その逆で少し高いには理由がある。納得してお求めいただける売り方、ひと言のアドバイスが小さな親切になることも。
果報つまり吉報、商いの良い成果は寝てじゃなく、企画を練り計画を立て、努力工夫し練って待ての意。小さな努力を積み重ねた大局はゆっくり待てば良い。
高齢者に高すぎる付加価値のプレミアム商品は似合わない。品質にブレや狂いのないスタンダード品が日常の満足商品、秀れた普通一般品こそ主役に。
初めだけ乗ってくる模様ながめの野次馬スタッフは、途中で知らぬ間に抜けたり手抜きをしたりする。最後まで引っぱる主導力、確認力で全体を引っぱる。
商売は理屈ではない。必要以上に頭でっかちにならず、「論より商魂」でやる気を出して前へ上へと進むしかない。成果はかいた汗の量に比例する。
困ったときの神仏頼み、それは努力や工夫以上にはならぬ。仲間のミスや不成果も初めのうちは許すが、度を越しては全体に迷惑がかかると鬼になれ。
抜きんでた新商品やエリート社員というのはいない。団栗は栗にはなれないと考えて、今の木の枝で立派に咲くこと。肩の力を抜いて頑張れば一級品だ。
三年はひとつの成長単位、体力や素質がなければ飛べない鳴けないもある。一日の積み重ねの三年分、それを考えている者が飛べるし、美声で鳴ける。