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オンナゴコロのくすぐりドコロ 第2回:接客

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先日、女性向けの大きなイベント内で、イケメンに壁ドンをしてもらえるコーナーがありました。もはや世間的には消費つくされた感がある壁ドンですが、体験出来るブースは初めてだったので嬉々としてドンされに行った私…。もちろん、一人だったらそんな大胆な行動には踏み切れなかったと思うのですが、一緒に行った人がノリノリだったのが幸い。

これ、どんなアトラクションなのかなんてわかりきってるのに、実際にイケメン(めっちゃ年下)の顔が近づいてきたらドキドキしました。後から、撮ってもらった写真を見たら、思ったほど顔が近いわけでもなかったんですが、あんなにドキドキするものだとは…。最近、男の人とのデートもとんとしていなかったので、血が顔に集まって「わ、ドキドキしてるの悟られたら恥ずかしい」って焦っちゃいました。焦ること自体が久しぶりでした。

そして、私、ちょっと反省したんです。こういう壁ドン体験コーナーって、もういろんなイベントでやっているのを見ているから「またやってるんだ…ワンパターンだな」くらいに冷めた目で見ていたし、そういうものを友人が実際に体験して「リアル壁ドンしてもらっちゃいました」なんて投稿しているのを見た日には、「今更そういうものにのっかっちゃう系?」なんて思っちゃったりして。(性格悪いな…ただのひがみです)

でもこれに関しては私は、全方位に謝りたい。体験もしてないのに、冷めた目をしている私が寒かった。流行っているものには理由があるし、体験もしていないくせにオワコン判定するなんて100年早いし、そして、何より女って何歳になっても少女漫画的な展開には弱いんだなと。そこを、一番読み違えてました。乙女の精神100までというか…多少世の中を見てやさぐれがちな私でも、わかりきった王道少女漫画展開にはドキドキしてしまうものなのです。先日もアラサー女子で集まった時に「男の人のどんな仕草にキュンとするか」なんていう、使い古されて手垢でベタベタのテーマを話したのですが「寝ている時に無意識なのに抱きしめてくれるのってやばくない!?」「キャー!!!ヤバイー!!!!」「私は、ベタにおでこにチューが好きだよ」「ヤバイー!!」という感じで。完全にハタから見たら、痛い人たちなんですけど、本人たちはそれがすごく楽しかったですよね。むしろ、定番のものって盛り上がれるから、使い古されてるんだと。

社会人になって最近思うのは定番とか基本と言われるものってやっぱり受け継がれるだけの良さがあるということ。そして社会人を数年やると、目新しいものよりもむしろそういう王道路線の良さに改めて気づくということ。

接客の戦略やイベントのプランニングも安易に目新しいことをしようとするのではなく、「これってやりつくされているよね」という戦略を無視せず、その良さを分析して自分なりの味付けを加えると外さないかもしれません。