オンナゴコロのくすぐりドコロ 第3回:インスタグラム
SNSってまるで雑誌のようだと思うのです。
例えば、フェイスブック、ツイッター、ブログ、インスタグラムを雑誌に置き換えた場合。
フェイスブックは、コミュニティ誌や社内報のようなイメージ。身内ネタや実名コメントなど、お互いのバックグラウンドや人間関係をベースとした話題が一番面白い。
そしてツイッターはまるで週刊誌。ニュース、ニュースへのコメント、名言、男女ネタ、芸能ゴシップなどが飛び交います。有名人も、一般人もまじりあってのコミュニケーションが面白い。
ブログは、管理人のキュレーション力が問われる専門誌・マニア誌ですね。読者はブログを通して、何か(時にはブログの管理人)への興味を深めることが出来る。
そしてインスタグラムは女性誌です。ファッション、グルメ、ヘアスタイル、風景など、可愛いもの、美しいものが賞賛されます。
つくづく、ネットって棲み分けができたメディアだと思うのです。
とある場所で大絶賛されている芸能人も、匿名掲示板を見るとこきおろされていたりする。どこでその人を知るかによって、評価が全然わかれているのです。だからこそ、情報のリテラシーを高めて、自分の感覚を研ぎ澄ます必要がある。そのために出来る一番簡単なことは、自分でそのツールを使ってみることです。
自撮り一枚とっても、インスタグラムの中では絶賛されている一枚がツイッターでは自意識過剰の痛い人になってしまうことがある。だからこそ、自分が発信側に立った場合に同じ情報をどこのメディアに出すかってすごく重要なのです。
そのバランス感覚は誰に教わるわけでもなく、自分で身につけていかなくてはいけません。
今はもはやSNSをやっていない人、やったことが無い人はいないと思うのですが、SNSは2つ以上を使い分けてこそ、意味がある。どこに何を出せばどんな反応が得られるのか。それを肌で知ることは、小難しいマーケティングセミナーに行くより何倍もためになると思うのです。