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アイディアのレシピ -部屋を片付ける-

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このところ、未だかつてないほど集中して原稿を書いています。秋から続く書籍の刊行ラッシュのためですが、それに加えてサロンやnoteなど新しく始めたものやこれまで続けてきたものの更新があるので、いつも以上に書く量が多いのです。ただ、量をこなすことはいい訓練になっている気がしていて、暫く続けるときっと今より書くものの質が上がっていくという確信はあります。2、3年後に今よりいい文章をさらりと書ける自分を夢見ながらこの負荷を楽しむつもりです。忙しい時ほど、自分の心理状態が「攻め」なのか「逃げ」なのかが試されると思っていて、攻めの状態で受ける忙しさは成長に、逃げの状態で受ける忙しさは消耗につながるので、あくまで忙しさに対しては「攻め」を通したいですね。

書くことに疲れた時の気分転換はいろいろあるのですが一番は部屋の片づけかもしれません。特にデスクの上は自分の頭の中とも言われるので、散らばった書類やペン、ノートを片付けて、スペースを作ると自分の頭の中でも、ぎゅぎゅっとスペースが出来た気になるんです。

本格的な片付けが出来ない時も、とにかく視界に入る場所だけはキレイにしてみます。こまごましたメイク道具や視覚的にごちゃごちゃとするケーブル類をひとまとめにして作業中だけでもいったん片付けておくと、頭の中でごちゃごちゃと散らばっていた書きたいネタも整理整頓されて、頭の中で整っていきます。

片付けるのと同じくらい大切なのが、テンションの上がる環境を作ることです。物を極限まで捨てる習慣が少し前に流行りましたが、あれは私にとっては少しスッキリしすぎてしまって、頭の中までカラカラになってしまう気がしています。自分好みの雑貨で部屋を適度に飾ると、何もないよりはアイディアの湧きやすい部屋になると思うんですよね。アイディアってひっかかりが大事なのでひっかかりの全くない部屋に住むと、それはそれで苦しいと思うのです。

雑貨は、あまり増やしすぎると部屋がごちゃごちゃしてしまうので代わりに最近はよく花を買います。お気に入りの花瓶は家に3つ。そこに季節の花を飾ると、目から元気をもらい「整った!」という心地に。

昔は花なんて、全く興味がなかったのに最近は、本物のお花の生命力やみずみずしさにはっとさせられることが多くて、年齢によって移り変わる自分の心境にも気づかされたりするのです。