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女性美容師の最大の応援者はお客さまと専門学生?

佐藤友美(元・増田ゆみ)の女性美容師とサロンの幸せ研究所
最近、女性の美容師さんばかりで月曜のお昼にランチ会をしました。お子さん連れの方も多く、とてもにぎやかな会だったのですが、そこで話題になったことをひとつ。

結婚をきっかけに時短勤務になったり、出産して育休から戻ってきたときに、何よりも力になってくれるのは、同世代や歳上のお客さまなのだそうです。
いま、お客さまの主軸が30代から40代の大人女性というサロンが増えてきています。そんな大人の女性たちが、女性美容師さんの結婚や出産を応援してくれるそうなのです。時短勤務になった美容師さんの短い出勤時間に合わせ、有給をとってサロンに通ってくれるお客さまの話もよく聞きます。

それだけではありません。
「○○さんがいるから、私はここに通ってきているの」
「同じ働く女性として、△△さんを応援しています」
というような声を、本人だけではなく、オーナーさんにもかけてくださる女性のお客さまが多いのだとか。それを聞いたオーナーさんも、より女性美容師さんの働く環境を大切にしてくれるという好循環が生まれているとのこと。

逆に、女性が長く勤めにくい体制のサロンには、大人女性のお客さまは厳しい評価をします。
あるオーナーさんは、長年通ってくださったお客さまに「こんなに女性の離職が多いサロンはおかしい。気心知れた女性スタッフがどんどん辞めていくようなサロンには、これ以上通えない」と言われたと話してくれました。
また、あるオーナーさんは「最近は就職説明会で、必ず結婚している女性や出産して復帰した女性が何人いるかと聞かれる。専門学生にとって長く働いている女性美容師がいるかどうかは、サロン選びの大きな基準になっている」とおっしゃっていました。

サロンの中心顧客である大人女性の応援と、サロンにとって貴重な新卒となる専門学生からの期待。

女性美容師さんが生き生きと働く姿を見せることは、それだけでサロンにとって大きな貢献になっているのではないかと、私は考えます。

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