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【サロンのための美髪と経営コラム】いま話題のトステア®って何?

最近、雑誌やTVなどで紹介されているトステア®をご存じでしょうか?
特に朝の情報番組で取り上げられたことは反響が大きかったようです。
トステア®は新しい毛髪補修成分なのですが、どのような効果があるのか?
見ていきたいと思います!

INDEX

髪のよじれを整える

このトステア®は原料の商品名で、成分名は「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム」と言います。
そのため、これらを配合したシャンプーなどの容器には、成分名のほうが記載されます。

トステア®はその構造から、まったく新しいアミノ酸のような物質と言え、主な働きは髪のよじれを整える効果が期待できます。

人間の髪は学術的に大きく3つに分けられます。
まず日本を含むアジアに多く、太め・直毛の「モンゴリアンの毛髪」、もう1つは欧米に多く、細め・カール毛の「コーカシアンの毛髪」、そして3つめはアフリカに多く、縮毛の「エチオピアンの毛髪」となっていますが、トステア®の開発検証には3つめの縮毛が使用されています。

しかしトステア®には、パーマや縮毛矯正の1剤のような還元作用はありません。
では、どのような仕組みで髪のよじれを整えるのでしょうか?

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髪のアミノ酸に架橋する

ご存知のように毛髪のケラチンタンパク質は、20種類ほどのアミノ酸の集合体ですが、トステア®はこのアミノ酸とアミノ酸の間に入り架橋します(橋をかけます)

トステア®以外にも、いわゆる架橋成分と呼ばれるものはありますが、それらの多くは分子構造的に「手が2つ」なのに対し、トステア®は「短い手2つと、長い手1つ」の「3つの手」を持っており、手の多さや架橋に適した長さのバランスによって、しっかりと架橋、補強し毛髪強度を高めます。(※ここでの「手」とは官能基のこと)
コチラもご覧ください:やさしく学ぶ最新の基礎知識

新しい原料のためまだ未解明な部分もあり大学などで調査が続いていますが、この架橋の強さと特殊な構造が、よじれ緩和に働いていると考えられています。

また従来の架橋成分と同じく、熱によって架橋が促進・安定します。
しかし従来成分の多くは100℃以上の熱が必要ですが、トステア®は80℃ほどでも促進するため、より髪にやさしく施術を行えます。

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特長的な補強に着目し、ボリュームキープに応用

ムーランエムーランは以前から、トステア®の開発者である神戸大学大学院の辻野教授から様々なアドバイスをいただいており、数々の商品開発に活かしてきました。

最近でもこのトステア®を、大人女性のボリューム悩みに役立てるというアイデアを生むことができました。
毛髪強度の向上やしっかりと髪に定着する特長を活かし、髪のボリュームやスタイリングのキープに応用しています。

ムーランエムーランは今後も、サロンさまからのご要望や、正しい知識と柔軟な発想をもとに、
サロンさまに喜ばれる・役立つ商品やコンテンツを作っていきたいと思います。

商品教育 桝田

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