【ダメージ毛の施術に欠かせない】 処理剤を使いこなそう!
ムーランエムーランでは2023年9月にマテリケアを発売!最大4アイテムで事前処理~トリートメント仕上げまで完結し、ダメージ補修力・防止力を向上させた処理剤シリーズです。既存の処理剤と併せて、使用目的や違いをご紹介します!
INDEX
処理剤でダメージ毛へのヘアカラー・パーマの仕上がりが高まる
ダメージ毛に、そのままヘアカラー・パーマ・ストレート施術を行うと、カラーの色味が思うように出なかったり、パーマがうまくかからなかったり、ダメージがさらに進行するなどの不安要素が出てきます。
カラー剤やパーマ剤の薬剤そのもののダメージは減少してきているのですが、ダメージを減らすことはできても、髪を補修することはできません。
メニュートリートメントは施術後に行うため、施術前の髪のコンディションを整えることはできません。
処理剤は『施術前に髪に不足した成分を補う』『施術後のダメージ要因を取り除く』ことができるため、
カラーやパーマの仕上がりを高め、ダメージの進行を抑えることができます。
ダメージ毛にヘアカラー・パーマを行うときの不安要素
- カラーの定着・発色が悪い
- パーマのかかりが弱い
- 仕上がりがムラになる
- カラーやパーマの持ちが悪い
- ダメージが進行する
処理剤を使用してから施術を行うと
- カラーの定着・発色が良くなる
- パーマがしっかりかかる
- ムラなくキレイに仕上がる
- カラーやパーマの持ちが良くなる
- 施術によるダメージを抑える
処理剤の主な種類と役割
処理剤は大きく事前処理と事後処理剤に分かれます。
事前処理では髪のダメージ部分に不足した成分(たんぱく質や脂質)を補い、
事後処理では薬剤を使った施術によるダメージ要因を取り除き、髪の状態を整えます。
事前処理の目的
- ダメージで不足したうるおい成分やたんぱく質を与える
- ヘアカラーやパーマなどの薬剤が均一に浸透しやすくする
- 薬剤の過剰反応を抑えてダメージリスクを減らす
事後処理の目的
- 施術後のすすぎやシャンプーで取り除けない、ダメージの原因となる成分(オキシ・金属イオンなど)を取り除く
- 薬剤でアルカリに傾いた髪のpHを調整して開いたキューティクルを閉じる
- 髪に栄養分を与えながら表面をコートして整える
ムーランエムーランの処理剤(ブランド別)
【マテリケア】最大4アイテムで事前・事後処理が完結
事前処理のCMC補給・PPT補給、事後処理の残留物除去・キューティクルコートの4つの役割のアイテムが揃ったシリーズです。
こんな方に
- ヘアカラーの発色・色持ち、パーマのかかりが心配なダメージヘアに
- 薬剤によるダメージを防ぐことをメインに仕上がりも少し高めたい方に
- 通常のメニュートリートメントよりも時短で仕上げたい方
参考メニュー価格
1,000~2,000円
マテリケアについて詳しくはコチラ
【KPX】内部補修に特化したプレックス系処理剤
髪の骨組みを強化するプレックス系の処理剤。
これまでのプレックス系の処理剤のデメリットである仕上がりの硬さやきしみ感を解消しているため、ハリ・コシを高めながらもしなやかに仕上がります。
活性ケラチンなどの内部補修をメインとしており、ブリーチ施術には特にオススメです。
こんな方に
- ブリーチなど内部のダメージが気になる施術に
- ハリ・コシの無い髪でケミカル施術を行う方に
参考メニュー価格
500~1,000円(ホームケア付で1,500~2,500円など)
KPXについて詳しくはコチラ
【セ・トゥ】コストを抑えられる多機能処理剤
頭皮保護・毛髪補修・抑制機能の3つで事前処理・事後処理で抑えておきたい機能を集約。
低コストで手軽にお使いいただけるシリーズです。
詳しくはコチラ
ムーランエムーランの処理剤(アイテム別)
【事前処理】CMC補給
マテリケア『モイスト』、セ・トゥ『プラスサンα』が対象です。
CMC補給の目的
- 髪にうるおいを与える
- 薬剤の浸透を均一にする
- 仕上がりのムラを防ぐ
CMC は 元々の健康な髪の毛にも含まれている成分で、主にキューティクルやコルテックスを接着して髪の毛の成分を繋ぎ、保湿剤としての役割があります。CMCが不足すると、キューティクルがめくれ上がって内部成分が流出しやすくなったり、薬剤の通り道が確保されなかったり、髪がパサついたりします。
特長の違い
※マテリケア『モイスト』はナノ化CMCを使用しているため、セ・トゥ『プラスサンα』よりも浸透力が高く、またCMCの配合濃度も高くなります。
※セ・トゥ『プラスサンα』は10倍希釈して酸リンスともしても使用できます。(pH5.4)
【事前処理】PPT補給
マテリケア『プロテクト』、トリートメントKPX『KPX1』が対象です。
PPT補給の目的
- ダメージホールを補修
- 髪にハリ・コシを与える
- 薬液の過敏反応を防ぐ
髪の主成分はケラチンタンパクであり、ダメージが進行して髪のタンパク質が流出した状態だと、髪にコシが無くなり、薬剤が定着しないためヘアカラーの色が早く抜ける・パーマが取れやすくなり、薬剤ダメージも受けやすくなります。
ケラチンPPTとは、髪の成分と同じタンパク質からできた、天然由来の成分のことで、髪のタンパク質を補うものです。
特長の違い
※マテリケア『プロテクト』ではダメージホールを埋める高分子ケラチンPPT、『KPX1』には髪の内部の結合を補強する活性ケラチンが配合されています。
※ブリーチの場合は内部へのダメージ影響が大きいため『KPX1』の使用をオススメしています。
※セ・トゥ『プラスサンα』にもPPTを配合していますが、分子量はそれほど大きくないため、ダメージ毛の保護やダメージホールの補修はマテリケア『プロテクト』の方が効果が期待できます。
【事後処理】残留物除去
マテリケア『オキシバッファー』、セ・トゥ『マイナスリー』が対象です。
残留物除去の目的
- オキシ・金属イオンなどの残留物を除去(ダメージ進行を抑える)
- アルカリ成分を中和してキューティクルを収れん(ダメージ進行を抑える・トリートメントなどの定着を高める)
ヘアカラーやパーマなど薬剤を使った施術の後、アルカリでキューティクルが開き、オキシなどの残留物も残っています。
すすぎだけでは取り切れない残留物を除去することで、ダメージを抑え、仕上がりの持ちを高めます。
特長の違い
※マテリケア『オキシバッファー』は酸リンスともしても使用できます。(pH4.6)
【事後処理】キューティクルコート
マテリケア『コート』、トリートメントKPX『KPX2』が対象です。(両方とも仕上げのトリートメントの置き換えとして使用できます。)
メニュートリートメントをされる方には不要な工程ですが、されない方にも、仕上がりの良さがわかりやすく実感いただけるステップです。
キューティクルコートの目的
- キューティクルを保護
- やわらかくまとまりの良い髪に仕上げる
施術後のデリケートな髪は、トリートメント成分をしっかり髪に与えて、保護をし、ダメージを受けにくい髪に整えることが必要です。