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山奥の1人サロンでも予約が埋まる『ぱぁまやさん』-お客さまの未来を想う「ノジア」提案


奈良県吉野郡川上村。最寄り駅から車で40分の山奥にある、予約の絶えない1人サロン『ぱぁまやさん』。
オーナーの鍵谷いづみさんは、人口1,000人規模の村で25年間お客さまと向き合い続け、厳しい立地ながら安定した集客に成功しお客さまとの信頼を築いています。
ノンジアミンカラー「ノジア」を導入後、カラー施術の8割を占めるまでに広がっています。
その背景に地方や1人サロンでも成功に繋がるポイントがありました。

SALON NAME_ ぱぁまやさん さま
OWNER_ 鍵谷 いづみ さま
PLACE_ 奈良県吉野郡川上村
スタッフ数_1名 セット面_2面
立地_山間部

今回ご紹介したいポイント

  • 遠方からも予約が入る、ありのままを表現したブログ
  • 10年先を見据えて出会ったノジアとお客さまの一言
  • 350日続けられるホームケア提案の工夫
  • 「場所は関係ない」-考え方次第で未来は変わる

美容師ブランクからのオープン

元々は別の地域で美容師をしてましたが、縁あってこの川上村に移住しました。そこから10年間は美容師をせず暮らしてたんですが、働きたいタイミングがあったんです。

“自分にできて、ずっと続けられる仕事”と考えたとき、”やっぱり美容師だ”と思ったんです。
10年のブランクはありましたが、思い切って今から約25年前にお店をオープンしました。

ハガキと口コミ頼りの集客に限界

オープン当時は180世帯にハガキを送って、後は地域の口コミだけが頼り。少しずつお客さまは増えましたが、村から人が減っていく現実にも直面しました。

このまま“場所が悪いから仕方ない”と10年後、諦めてる自分が見えました…。だったら何かできることは。そう思い立って始めたのがブログでした。

自分を知ってもらおうと始めたブログ

ブログも当時はそこまで浸透してなかったと思います。まずは簡単なパソコン教室みたいな講習で、機械の操作から教わりました。

講習でも、ブログは強みが大事と知って「ショートカットが得意」「隙バサミを使わないカット」「自宅でも再現できるスタイル」とか自信のあるポイントを入れました。

でも文章は気取らず、誤字脱字も気にしません(笑)。「等身大の自分」を出して、お客さまの事例から日常まで色々です。

賢いことは書けないけど、それでいい。私がどういう美容師なのか、来る前から知ってもらえるのが大事だなって。


ぱぁまやさんブログ スマホ版画面

スマホ版ブログ画面


ぱぁまやさんブログ PC版画面

PC版ブログ画面

遠方からの予約が入るまでの人気に

ブログの内容に共感してもらえたのか、美容室ブログランキングでも上位になることも。
“一度会ってみたい”って大阪や京都からも予約が入るようになりました。

場所じゃなくて“考え方次第”だなって思いました。中にはブログを見た美容師さんが、お客さまとして会いに来てくださる方もいます。

ブログを詳しく見たい方はコチラ

ノジアと出会い、お客さまの向き合い方に変化

きっかけは、お客さまの一言

元々はアルカリカラーが主流だったんですが、お客さまから「実は最近、かゆいのよね」と打ち明けられました。

他のお客さまにも聞いてみたら、「私もかゆい」「前からヒリヒリしてた」と。
「何で言わなかったの?」と聞くと、今まで他のお店だと”言っても流される”、”よくあることかな”、”担当の人に言いづらい”とかで我慢してたそうです。

これはなんとかしないと、と思い調べるうちにジアミンが影響してる事が多いと知りました。

その頃ちょうど「ノジア」の宣伝を見たんです。名前が「ノン、ジアミン→ノジア」で分かりやすいキャッチーなネーミングで私に刺さりました(笑)。
まずとりあえず、とお試しセットを購入してみました。

知り合いの美容師さんに背中を押されて

実は買ったまま、使わずに少し置いてました(笑)。
1人サロンで日々の仕事に追われたりで、使い方読むのも少し億劫だったり、つい後回しだったんです。

そんな時に知り合いの美容師さんから「ノンジアミン探してたでしょ?」と言われて、使い方も「普通に塗れば大丈夫だから!」と背中を押されました。

しかも、ノジアの開発に携わった美容師の小野さん(hair’s LOG)にも別のセミナーで出会ってたことが分かり、縁も感じて少しずつ使い始めました。

お客さまの髪と頭皮のため、ノジア切替を提案

刺激の少なさとツヤに手ごたえ

お客さまからも「ヒリヒリしない」と言ってもらえて、仕上がりのツヤもいいし「これはいいかも」って思いました。
小野さんのセミナーにも参加して、塗り方も実際に見ながら慣れていきました。

お客さまの10~20年先を想い提案

ノジアはアルカリカラーよりも刺激やダメージも少ないので、40代以上の方が今後10~20年染め続けることを考えると、髪質にも違いが出ると私は思ってます。

それは25年以上1人サロンでお客さまを見てきた経験値からです。頭皮へのダメージから、年々髪が細くなったり、立ち上がらなくなったり、薄くなってきたり。

「これからの人生まだ長いわけだから、ちょっと考え方変えていきませんか?」って。

お客さまの層ともマッチ

当店は50代後半から60代のお客さまが多くて、ぴったりハマるなと。それで少しずつノジアでの白髪染めを提案し始めました。
もちろんノジアの色流れとか注意点もしっかり伝えてます。

どうしても今までと同じアルカリカラーじゃないとダメな方もいるので、1,2回オススメしてもダメなら無理強いはしないですが、できるだけノジアに移行をオススメしていきました。

カラー施術の8割がノジアに切替

ノジアはアルカリカラーより料金が1,000円高くなりますが、今では約8割のお客さまがノジアに切り替えてます。

一部のどうしても難しい方はこれまで通りのアルカリカラーですが、心では「ノジアにしたら、髪質も変わってスタイリングもしやすいのに…」と思ってます(笑)。

ノジアから一旦アルカリカラーに戻った方も、最終的にはノジアで継続される方も多いんです。

※参考リンク:
ぱぁまやさんのノジア紹介記事①
ぱぁまやさんのノジア紹介記事②

髪質の変化が印象的だった事例

ノジアで最近髪質が変わったなと思ったお客さまがいてブログにも書かせてもらいました。

他店でカラーと髪質に合わないカットで、パサついて手ぐしも通らないほど傷んだ状態で来られた方がいました。
ノジアに移行しながら、髪質に合わせたカットを組み合わせて、今では「手ぐしも通るし、ブローするのが楽しくなった」と笑顔で話してくださるようになって提案して良かったなと私も嬉しかったです。

【ノジア歴4年】いまではブローが楽しいとおっしゃるお客さま

お客さまが続けられるホームケア提案

年350日、お客さまがケアをする

お客さまのホームケア提案は、美容師の仕事と思ってます。毎月来店でも、1年だと10数日と限られるんです。
“残り350日はお客さまが自分でケア”と思って、だからこそ自宅での正しいお手入れ方法を責任を持って伝えています。

ノジアのホームケア方法をお客さまが動画で残す

1人サロンで予約数も限られるので、ノジアでお客さまに自身に繋ぎのケアをお願いしています。

私が話しながら手袋を付けて「こうやるの」とノジアを付ける様子を見せます。
それをお客さま自身のスマートフォンで動画を撮影してもらいます。
あとでご自宅で再現するのに見ていただくためです。その日は覚えているかもしれませんが生え際が気になる2週間後にはもう覚えてないですよね。「どうやるんだっけ?」と後から聞かれる手間も減って助かったりします(笑)。

「キレイな状態を保つため」お客さまの協力=ホームケア

サロンにいる以上は私が責任を持ってお客さまをキレイにします。でも、家に帰ってキレイな状態を続けるのは、お客さまのケア次第だと思ってます。

お客さまにも「キレイな状態を続けて欲しいから、きちんと協力してね」って(笑)。

遠慮したりオススメしにくい美容師さんも聞くけど、お客さまをキレイにしたい気持ちがあれば、きちんと伝わると思いますよ。

結果的に集客にもつながる

お客さまがキレイな状態が続いてたら「キレイね、どこの美容室なの?」って聞かれますよね。
結果的にお客さま自身が、美容室の宣伝をしてくださる意味も出てると思うんです。
なので自宅でのお手入れ提案は、もちろんお客さまのためでもあるし、美容室にとっても大事なことだと思います。

常に10年先をイメージする意識

私は常に「10年先」をイメージして、色々なことに興味を持つようにしています。
今思えば、ブログを始めたことも結果的に良い選択でした。

ノジアも同じです。当時は「とりあえず買っておこう」という感覚だったのが、今ではお客さまの10年以上先の髪と頭皮のための提案に繋がっています。

だからこそ改めて「場所は関係ない」と思います。この地域の風景やお客さまとの関わりをブログだけじゃなくて、インスタでも発信しています。
そうやって新しいことに挑戦しながら、これからも10年先を見据えて、お客さまと一緒に歩んでいきたいと思います。

インスタアカウントはコチラ

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ぱぁまやさん Instagramアカウント

取材後記(担当者より)

親しみやすいブログの雰囲気そのままに、鍵谷さんのお人柄はとても温かく、人情味にあふれていました。取材というより、ずっと楽しく会話をさせてもらっているような感覚でした。

ただ「お客さまへの愛と責任」のお話になると表情が一変し、真剣な眼差しで語られていたのがとても印象的でした。

「ノジア」という商材も単なるトレンドではなく、お客さまの髪の健康と未来を守るために導入した—その信念を伺い、こちらも背筋が伸びる思いでした。

「常に10年先を見据えている」という言葉も心に残りました。
次に伺うときは、その“夢の続きを聞くこと”を楽しみにしています。


関連情報のご案内

セミナーのご紹介

実際のノジアの施術方法や、ジアミンアレルギーについて学べるリアルセミナーを予定しております。
詳細は下記よりご覧ください。

使いこなしのご紹介

ノジアの【入門~活用まで】詳しく解説しております。