【イロリド|ハイトーンカラー】ダメージを抑えてトレンドのまろやかペールトーンに
深みのある高発色カラーが引き続きトレンドの中心ですが、一方で、感度の高い10~20代前半女性を中心に、ハイトーンのペール系カラーにも注目が集まっています。
しかし、キレイなペールトーンに仕上げるには、16Lv以上にブリーチしなければいけないので、ダメージ対策が必須ですよね。またハイブリーチ毛には色味が濃く入りすぎたり、色ブレしやすかったり…。絶妙な色調整がなかなか難しいことが多いですよね。
そこで、ハイトーンでもダメージを抑え、ネイチャーディープカラー イロリド(以下、イロリド)を活用して『まろやかなペールトーン』を出すポイントをお伝えします。
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INDEX
- 【オンカラー】濃厚発色のイロリドはクリアで薄めてオンカラー
- 事例紹介①ペールピンク
- 事例紹介②バイオレット系グレージュ
- 事例紹介③ミルクティー
- 事例紹介④ミルクティーグレージュ
- 事例紹介⑤ペールピンク
- 事例紹介⑥ペールバイオレット
- 事例紹介⑦透明感際立つシルバー
- 事例紹介⑧メンズシルバー
- 【ブリーチ】同時にダメージ抑制&補修で安定感のあるベースづくり
- ケラチンプレックスハイトーンカラーとしてお客さまにご提案
【オンカラー】濃厚発色のイロリドはクリアで薄めてオンカラー
まろやかなペールトーンを出す際に、濃厚発色の『イロリド』では難しいのでは?と思われませんか?
そこで、トリートメントティントクリアと組み合わせてペールトーンを調整するポイントをご紹介します。
ハイトーン毛へのオンカラーにイロリドを使うことで、アンダーカラーを整えるラベンダーの効果で、狙い通りキレイに発色することが可能です。
オンカラーレシピの目安
16Lv以上にブリーチ後、
イロリド9Lv:トリートメントティント クリア=3:1
(2剤2%)
※3:1の比率を目安として、アンダーの状態や希望の濃さに合わせて調整してください。
濃厚発色が特長のイロリドでは、9Lvを中心に、同じく低アルカリの『トリートメントティント クリア』で色味を薄めて、ハイトーン毛に最適な濃さに調整する方法がオススメです。トリートメントティント クリアを混ぜることで、よりダメージを抑えることができます。
※ハイトーン毛へのペールトーンの色持ちは1週間程度です。当日の仕上がりを重視される方には事前に色持ちについてご理解をいただくこと、色持ちを重視される場合は、当日はやや濃く仕上げるなど調整してください。
例)ピンク
※アンダーがもう少し暗い場合は、クリアの比率を少なくしたほうが色味が見えやすいため、キレイに仕上がります。
イロリドについて詳しくはコチラから
トリートメントティント クリアについて詳しくはコチラから
使用事例①ペールピンク
Before→ブリーチ施術
Before 新生部3cm、既染部17Lv(前回ブリーチオンカラーでグレージュ系)
全体 MMブリーチパウダー:2剤6%=1:3(トリートメントKPX使用)
ブリーチ後 18Lv
新生部をブリーチでリタッチ後、全体ももう少し明度を上げるためブリーチ塗布。
オンカラー→After

全体 I-9P:クリア=3:1(2剤2%)20分放置
サロンさまのコメント
ブリーチ履歴が重なったかなりハイダメージ毛の方でしたが、KPXを使うことでブリーチ後もパサつきを感じない仕上がりに。ピンクも程よく淡く、少し紫味を含んだくすみのあるピンクの色味がかわいいです。9Lvをクリアで薄めたシンプルなレシピですが、トレンドのハイトーンピンク系にキレイに仕上がりました♪
使用事例②バイオレット系グレージュ
Before→ブリーチ施術
Before 新生部4cm、既染部15Lv(前回ブリーチオンカラーでシルバー系)
レシピ MMブリーチパウダー:2剤6%=1:3(トリートメントKPX使用)
ブリーチ後 16~17Lv
全体ブリーチ塗布。
モデルは全頭ブリーチ2回目。ブリーチ履歴が重なった中間~毛先でも、トリートメントKPXの効果でツヤとまとまりのある状態をキープ。
オンカラー→After

全体 I-9BV:I-9P:I-9Gr:クリア=1:1:1:1(2剤2%)20分放置
サロンさまのコメント
くすみ感のあるバイオレットを狙うために、BV(ブルーバイオレット)にGr(グレージュ)をミックス。さらに、ツヤのある色味を感じやすいようにP(ピンク)で赤味を加えて、ハイトーンのバイオレット系グレージュを表現しました。
使用事例③ミルクティー
Before→ブリーチ施術
Before 全体8Lv
全体 MMブリーチパウダー:2剤6%=1:3(トリートメントKPX使用)
全体ブリーチ塗布で16Lvに。
オンカラー
全 体:I-9Gr:I-9Si:I-9M:クリア=1:1:0.2:1(2剤4%)
サロンさまのコメント
ワンブリーチ後に、Si(シルバー)とGr(グレージュ)を中心に少しM(マット)で赤味を抑えて、少し寒色よりのミルクティーカラーに♪2剤4%で少しリフトさせたので、色味の割合を下げました。ブリーチではKPXを使用し、さらにオンカラーでもクリアで薄めることでよりダメージも抑えられるので、ハイトーンでもツヤツヤに仕上がりました。
使用事例④ミルクティーグレージュ

Before→ブリーチ施術
Before 毛先ブリーチ履歴あり 16Lv
中間~毛先 MMブリーチパウダー:2剤6%=1:3(トリートメントKPX使用)
グラデーションで中間~毛先にブリーチ塗布し、16~17Lvに。
オンカラー
根 元 I-9Gr:I-13BV=1:10%(2剤4%)
中間~毛先 I-9Gr:クリア:I-9BV=1:5:5%(2剤2%)
サロンさまのコメント
ロングなので塗布の時間差によるムラを減らすために、発色を遅らせる意味合いでクリアの比率を多めに調整し、塗布後10分→カラーチェック→コーミング→10分→流し。少し長めに置きました。Gr(グレージュ)にわずかにBV(ブルーバイオレット)を加えて、よりまろやかさを出してハイトーンのミルクティーグレージュに♪
使用事例⑤ペールピンク

Before→ブリーチ施術
Before 新生部2cm、中間~毛先ブリーチ履歴あり 16Lv
全 体 MMブリーチパウダー:2剤6%=1:3(トリートメントKPX使用)
全頭ブリーチ塗布し、16~17Lvに。
オンカラー
根 元 I-7P(2剤6%)
中間~毛先 I-9P:クリア=1:10(2剤2%)
サロンさまのコメント
ブリーチ履歴の重なったロングなので塗布の時間差によるムラを減らすために、クリアの比率をかなり多めに調整して、じっくり発色させる施術にしました。塗布後10分→カラーチェック→コーミング→10分→流し。少し長めに置いています。ハイトーンで淡いペールピンクカラーに仕上げました♪
使用事例⑥ペールバイオレット
Before→オンカラー
Before 新生部4cm、中間~毛先ブリーチ履歴あり14~16Lv
根 元 I-5Si:I-5BV:I-3N=3:1:1(2剤6%)
中 間 I-7Si:I-7BV=3:1(2剤6%)
毛 先 I-13BV:I-9Si:I-13Si=1:20%:10%(2剤2%)
サロンさまのコメント
根元、中間、毛先を塗り分けて、バイオレットのグラデーションカラー。中間からの下はブリーチを活かして、ハイトーンのペール系バイオレットに仕上げました♪
使用事例⑦透明感際立つシルバー
Before→ブリーチ施術&オンカラー
Before 新生部2cm、既染部13~14Lv
①ホイルブリーチで部分的にハイライト(施術10分、放置30分)
ホイル部分 MMブリーチパウダー:2剤6%=1:3(トリートメントKPX使用)
②ホイル以外の箇所をウェットにしてベースカラー塗布(施術10分、放置5分)
ホイル以外 I-13Si:I-9Si:I-5Si=1:1:1(2剤4%)
③シャンプー台でホイル部分のみ流し、シャンプー
④ホイル部分のみオンカラー(放置5分)
ホイル部分 I-9Si(2剤2%)
⑤全体流し、シャンプー、トリートメント(トータル施術時間 1時間45分)
サロンさまのコメント
施術はブリーチ後のオンカラーをシャンプーブースで行うことで施術時間を効率化。スタイルはハイライトでより透明感と立体感のあるハイトーンスタイルに。シルバーの透明感が際立つトレンド感抜群の仕上がり♪
使用事例⑧メンズシルバー
Before→ブリーチ2回で下地作り&オンカラー
Before カラー履歴なし(バージン毛)
ブリーチ後:18~18.5Lv
①ブリーチ1回目
MMブリーチパウダー:2剤6%=1:3
※塗布量を増やし、ブリーチ1回目は強めにリフトアップ
②ブリーチ2回目
MMブリーチパウダー:2剤6%=1:3(トリートメントKPX使用)
※ブリーチ1回のみの場合、オンカラー後グレー程度になります。
③オンカラー I-9Si:I-9BV:I-9Gr:クリア=2:3:2:7(2剤2%)15分放置
サロンさまのコメント
Si(シルバー)に黄味を抑えるためBV(ブルーバイオレット)を足しています。ニュアンスでくすみ感を出すためにGr(グレージュ)を組み合わせ、濃さはアンダーが18Lv以上なのでクリアと1:1でミックスし、寒色系なので15分放置。キレイなシルバーに染まりました。メンテナンスとして、ノジア ティントシャンプーのパープルをオススメしました。
【ブリーチ】同時にダメージ抑制&補修で安定感のあるベースづくり
ハイトーンカラーをする上で外せないブリーチで重要なことは、しっかりベースのメラニンを抜くことと、髪のダメージを極力抑えること、ですね。
脱色力に優れた「ブリーチパウダー」と、ブリーチと同時にダメージ抑制だけでなく内側から髪を補強する「トリートメントKPX」を組合せて、ダメージを抑えながら16Lv以上にベースに整えましょう。
事前処理としてKPX1を使用
KPX1と水を1:2で希釈してアプリケーターに入れ、中間~毛先にまんべんなく塗布してコーミング。
ブリーチ施術
ブリーチパウダー:ヘアカラー2剤6%=1:3の比率で混合し、頭皮に付かないように塗布。希望の明るさに合わせて5~30分放置後に薬剤を完全にすすぎ流したあと、シャンプーで洗い流します。

ブリーチパウダー・トリートメントKPXについて詳しくはコチラから
ケラチンプレックスハイトーンカラーとしてお客さまにご提案
ダメージを抑えてハイトーンカラーを実現できるメニュー『ケラチンプレックスハイトーンカラー』として、お客さまにご提案ください。
その際、施術後1週間の集中ケアとしてお持ち帰りいただく「トリートメントKPX ホームケア」を料金の中に組み込むことで、持続も高まりよりご満足いただいてリピートにつながります。